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M&Aマッチングサイトの比較と使い方(売り手の費用・有料サポート)

バトンズ、トランビ、M&Aサクシードなどのマッチングサイトと、公的な後継者人材バンクを、売り手の費用と有料サポートの額で比べました。

確認 2026-10-04

目次(9項目)
  1. はじめに:売り手は無料のサイトが多い
  2. 主なサイトの比較
  3. 業種に特化したサイト
  4. 公的な仕組み:後継者人材バンク
  5. 使う前に知っておくこと
  6. 仲介会社とどう使い分けるか
  7. 次に読む
  8. 出典
  9. 相談について

はじめに:売り手は無料のサイトが多い

M&Aマッチングサイトは、売り手と買い手がネット上で相手を探す仕組みです。中小企業庁の「中小M&Aガイドライン」は、M&Aプラットフォームと呼んでいます。

ガイドラインによると、売り手は無料で登録できるサイトが多くあります。高い手数料を払えない小さな会社でも、売却を考えやすくなったと評価しています(ガイドライン第3版)。

ポイント

「売り手無料」は、自分で相手と交渉する場合の話です。サポートを頼むと費用がかかるサイトもあります。

主なサイトの比較

売り手の費用でくらべる

各社の公式の料金ページを、2026年10月4日に確かめた内容です。金額は税別で、変わることがあります。

サイト売り手の費用(自分で進める)有料サポート買い手の費用利用できる人
BATONZ(バトンズ)無料50万円〜。株式譲渡は最低200万円成約価格の2%(最低額あり)法人・個人
TRANBI(トランビ)無料専門家は別途依頼月額3,980円〜19,800円法人・個人
M&Aサクシード成功報酬 5%(最低1,000万円)相手探し・交渉の支援を含む完全成功報酬法人のみ・審査あり

出典は各社の料金ページです(BATONZ、TRANBI、M&Aサクシード)。

BATONZ(バトンズ)

売り手は、自分で進めるなら着手金・月額・成約手数料のすべてが無料です。専門家のサポートを頼む場合は、成約価格で額が決まります。

サポート成約価格額(税別)
サポートサービス500万円未満50万円
サポートサービス500万円以上100万円
サポートサービス1,000万円以上200万円
サポートサービス4,000万円以上成約価格の5%
プレミアムサポート1,000万円未満200万円
プレミアムサポート1億円以上1,000万円
プレミアムサポート3億円以上成約価格の5%

プレミアムサポートには、表の間にも段階があります。会社ごと売る株式譲渡では、プレミアムサポートが必須です。そのため、株式譲渡の売り手の費用は最低200万円(税別)になります。

TRANBI(トランビ)

売り手は無料です。買い手は月額の定額制で、交渉できる案件の規模でプランが分かれます。

買い手のプラン月額(税別)交渉できる案件の規模
ベーシック3,980円500万円まで
ビジネス9,800円3,000万円まで
エンタープライズ19,800円上限なし

どのプランも成約手数料はかかりません。仲介やFAに手伝ってもらう場合は、その専門家に別に払います。

M&Aサクシード

法人に限ったサイトで、登録には審査があります。売り手は着手金・中間金・月額が無料で、成約したときだけ払う完全成功報酬です。

成功報酬は譲渡額の5%で、最低報酬は1,000万円です。相手探し、提案資料の作成、条件の交渉までを含むと公式に書かれています。費用の面では、仲介会社に近い位置づけです。

業種に特化したサイト

歯科医院には、歯科向けのマッチングの仕組みがあります。

サイト費用特徴
D-Transit会員登録は無料。アドバイザリー契約後の着手金20万円(税別、返金なし)歯科に特化。成功報酬はアドバイザーごとに決まる
医歯協 医院承継サービス組合への支払いはなし組合員とその家族が対象。支援はトップ面談まで

歯科医院の売り方は歯科医院のページで扱っています。

公的な仕組み:後継者人材バンク

各都道府県の「事業承継・引継ぎ支援センター」には、後継者人材バンクがあります。後継者のいない会社と、創業を目指す人を結ぶ仕組みです。

項目内容
費用センターの相談・マッチング支援は無料
2025年度の成約114件(累計549件)
2025年度の新規登録(創業希望者)1,472者
注意センターが民間の支援機関を紹介した場合、その支援は有償

数字は中小機構の発表です(令和7年度 事業承継・引継ぎ支援センターの実績)。センターの案内は事業承継・引継ぎ支援センターのページにあります。

使う前に知っておくこと

情報の出し方

ガイドラインは、匿名の掲載でも、ネットの性質上、会社が特定されるおそれがあると注意しています。一度ネットに出た情報は、消すのが難しいためです。

本当に極秘で進めたい案件は、マッチングサイトに向かないとガイドラインは書いています。その場合は、仲介会社やFAとの使い分けを考えます。

マッチングの後は自分で進める

マッチングサイトの支援は、相手と出会うまでが一般的です。その後の基本合意、調査(DD)、最終契約は、原則として当事者が進めます。

ガイドラインは、知識がないまま進めず、支援センターや士業の支援を受けるよう勧めています。契約書の見方はM&Aの契約書で売り手が確かめることにまとめています。

買い手の確かめ方

ガイドラインは、買い手を調べる責任をマッチングサイトの運営会社にも求めています。登録の前と、交渉が進む途中です。

それでも、最後に相手を選ぶのは売り手です。経営者保証を外さない買い手などの手口は、M&A詐欺・悪質な買い手の手口と見分け方にあります。

国の登録と補助金

マッチングサイトの提供だけを行う会社は、国の登録制度に登録しなくてよいとされています(登録制度の公募要領)。上の3社は、いずれも登録を受けています。

サイトの利用料は、事業承継・M&A補助金の対象になる場合があります。ただし、サイトが仲介やFAのサポートをする費用は、登録した会社のものだけが対象です。条件は事業承継・M&A補助金のしくみにあります。

仲介会社とどう使い分けるか

向いている場合選択肢
譲渡額が小さく、仲介会社の最低報酬が合わないマッチングサイト、支援センター
自分で相手と話せる。情報が多少出ても困らないマッチングサイト
秘密を守りたい。交渉や契約を任せたい仲介会社・FA
どれがよいか分からないまず支援センターに相談

仲介会社の最低報酬は、会社によって大きく違います。会社ごとの額は相談先の一覧と手数料の計算で比べられます。自社に合う相談先は診断でも絞れます。

次に読む

出典

相談について

当サイトは、売却の申込みを受け付けていません。マッチングサイトと仲介会社のどちらが合うか迷ったら、LINEで聞いてください。

事業承継リサーチ 相談窓口が読んで答えます。社名を書く必要はなく、売り込みもしません。

LINEで相談先を聞くどこに相談すればいいか、手数料はいくらか。社名を出さずにLINEで聞けます。

LINEで相談先を聞く

答えるのは「事業承継リサーチ 相談窓口」(運営:株式会社楽笑)。会社名なしで相談できます。相談でできること・回答例

担当者が内容を読んで返信します。売り込みや営業電話はしません。相談内容を相談先に伝えるのは、ご本人が希望し、伝える先と内容に同意した場合だけです。情報の取扱い

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